9.最強の勉強法はどっち? ~通学VS通信~

行政書士試験の学習スタイルには、①通学、②独学、③通信の3パターンがあること、そして、そのうち独学による合格は、特に初学者にとっては難しいことが、おわかりいただけましたでしょうか。

それでは、通学と通信に敢えて優劣をつけるとしたら、どちらに軍配が上がるのか?
そのあたりの比較をもう少し掘り下げて行うべく、厚生労働省が実施している教育訓練給付金制度に関する情報サイトから、参考になりそうなデータをピックアップして見てみたいと思います。

まず、行政書士試験の合格率について比較すると、以下のようになります。

  H22 H21 H20 平均
通学(T社) 15.1% 10.8% 12.5% 12.8%
通信(U社) 7.8% 15.9% 5.6% 9.76%

このデータだけを見ると、「通学の勝ち」と言えるかもしれません。ただし、たとえば平成22年度の、通学の受講修了者数が704名であるのに対して、通信の受講修了者数は3430名といった具合に、サンプル数に大きな開きがある点には留意する必要があります。実際の合格者数も、通学87名に対して、通信137名と、通信の方が多くなっています。

次に、受講した講座の評価(満足度)について見てみます。

  H22 H21 H20 平均
通学(T社) 3.8点 3.8点 3.5点 3.7点
通信(U社) 3.4点 3.5点 3.5点 3.5点

通学の方が若干評価が高いようですが、満足度については、それほど大きな違いはないようです。「合格率の高い講座は満足度も高い」といったように、満足度は通常、合格率に比例します。そうした意味では、合格率があまりふるわないなか、通信の満足度はむしろ高い方だと言えるでしょう。あるいは、通学と異なり自分のペースで勉強することができる点が、高評価につながっているのかもしれません。

以上、通学と通信の、合格率ならびに満足度の比較を行いました。

ちなみにここで取り上げたのは、通学・通信いずれも、教育訓練給付金制度の対象になっている、とある代表的な1社です。別の受験指導校や通信教育で比較すれば、また違った結果になることは想像に難くありません。各学校のホームページのなかには、受講者の声が掲載されているところなどもありますので、データばかりでなく、そうした“生の声”も参考にしながら、最適な講座を選んでください。

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