3.行政書士以外の資格の合格率と比較する Part.1

行政書士試験の合格率と試験概要について説明してきましたが、これから登ろうとしている山(行政書士試験)の輪郭は、だいぶ鮮明になってきたでしょうか?
あるいは、標高だけを聞いても、その山の高さがはっきりとイメージできないように、合格率7.27%という数字だけでは、行政書士試験の難易度もいまいちピンとこないかもしれませんね。そこで、このページでは、行政書士試験と他の国家資格試験の合格率との比較をしてみたいと思います。

●行政書士試験VS司法試験の合格率

司法試験の、平成23年度における合格率は23%でした。この数字だけを見ると、合格率7.27%の行政書士試験と比べて、司法試験の難易度は低いように思われますが、ここには或るカラクリがあります。
前のページの<受験資格>の項目で、行政書士試験には「受験資格=予選」がない、という説明をしました。そんな行政書士試験とまったく対照的なのが、実はこの司法試験で、過酷な「予選」を突破しないことには、本試験を受けることさえできません。ちなみに司法試験の受験資格を得るためには、原則として法科大学院を修了する必要があります。法科大学院の入学倍率は約6倍、すなわち合格率は約17%です。「17%×23%」というように単純計算をしてみると、司法試験の“実質合格率”はわずか4%。合格率の点でもやはり、行政書士試験の方が攻略しやすい試験であることがわかります。

●行政書士試験VS司法書士試験

司法書士試験の過去10年間の合格率は、平均2.8%となっています。確かに、行政書士試験においても合格率が2%台の年度がありましたが、それはあくまで、試験制度改定前のレアケースでした。しかし司法書士試験の合格率はほぼ変動なく、毎年2.8%前後で推移しています。というのも司法書士試験の合格基準は、相対評価によって定められているからです。絶対評価の行政書士試験とは、試験の仕組みが異なるため、単純に比較することはできませんが、殊に「合格率」という点では、行政書士試験の方が合格しやすい試験だと言えるでしょう。

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